礼拝

ヨハネ福音書8章39節〜59節(知識の壁)

彼らは答えて言った。「私たちの父はアブラハムです。」イエスは彼らに言われた。「あなたがたがアブラハムの子どもなら、アブラハム

わざを行いなさい。 ところが今あなたがたは、神から聞いた真理をあなたがたに話しているこのわたしを、殺そうとしています。アブラハム

はそのようなことはしなかった。あなたがたは、あなたがたの父のわざを行っています。」彼らは言った。「私たちは不品行によって生まれ

た者ではありません。私たちにはひとりの父、神があります。」 イエスは言われた。「神がもしあなたがたの父であるなら、あなたがたはわ

たしを愛するはずです。なぜなら、わたしは神から出て来てここにいるからです。わたしは自分で来たのではなく、神がわたしを遣わしたの

です。 あなたがたは、なぜわたしの話していることがわからないのでしょう。それは、あなたがたがわたしのことばに耳を傾けることができ

ないからです。あなたがたは、あなたがたの父である悪魔から出た者であって、あなたがたの父の欲望を成し遂げたいと願っているのです。

悪魔は初めから人殺しであり、真理には立ってはいません。彼のうちには真理がないからです。彼が偽りを言うときは、自分にふさわしい話

し方をしているのです。なぜなら彼は偽り者であり、また偽りの父であるからです。 しかし、このわたしは真理を話しているために、あなた

がたはわたしを信じません。あなたがたのうちのだれか、わたしに罪があると責める者がいますか。わたしが真理を話しているなら、なぜわ

たしを信じないのですか。神から出た者は、神のことばに聞き従います。ですから、あなたがたが聞き従わないのは、あなたがたが神から出

た者でないからです。」ユダヤ人たちは答えて、イエスに言った。「私たちが、あなたはサマリヤ人で、悪霊につかれていると言うのは当然

ではありませんか。」イエスは答えられた。「わたしは悪霊につかれてはいません。わたしは父を敬っています。しかしあなたがたは、わた

しを卑しめています。しかし、わたしはわたしの栄誉を求めません。それをお求めになり、さばきをなさる方がおられます。まことに、まこ

とに、あなたがたに告げます。だれでもわたしのことばを守るならば、その人は決して死を見ることがありません。」 ユダヤ人たちはイエス

に言った。「あなたが悪霊につかれていることが、今こそわかりました。アブラハムは死に、預言者たちも死にました。しかし、あなたは、

『だれでもわたしのことばを守るならば、その人は決して死を味わうことがない』と言うのです。あなたは、私たちの父アブラハムよりも偉

大なのですか。そのアブラハムは死んだのです。預言者たちもまた死にました。あなたは、自分自身をだれだと言うのですか。」 イエスは答

えられた。「わたしがもし自分自身に栄光を帰するなら、わたしの栄光はむなしいものです。わたしに栄光を与える方は、わたしの父です。

この方のことを、あなたがたは『私たちの神である』と言っています。 けれどもあなたがたはこの方を知ってはいません。しかし、わたしは

知っています。もしわたしがこの方を知らないと言うなら、わたしはあなたがたと同様に偽り者となるでしょう。しかし、わたしはこの方を

知っており、そのみことばを守っています。 あなたがたの父アブラハムは、わたしの日を見ることを思って大いに喜びました。彼はそれを見

て、喜んだのです。」そこで、ユダヤ人たちはイエスに向かって言った。「あなたはまだ五十歳になっていないのにアブラハムを見たのです

か。」 イエスは彼らに言われた。「まことに、まことに、あなたがたに告げます。アブラハムが生まれる前から、わたしはいるのです。」

すると彼らは石を取ってイエスに投げつけようとした。しかし、イエスは身を隠して、宮から出て行かれた。


***イエス様を殺そうとする人たちは頭がよくて、知識が豊富ですが、その知識が妨げとなり、人を攻撃する武器となり、真理が見えません。

   頭と心をからっぽにして、神様を感じる時間を大切にしていきましょう。