礼拝

使徒の働き22章1節〜13節(導きの人)

「兄弟たち、父たちよ。今私が皆さんにしようとしていることを聞いてください。」

パウロがヘブル語で語りかけるのを聞いて、人々はますます静寂になった。そこで

パウロは話し続けた。「私はキリキヤのタルソで生まれたユダヤ人ですが、この町で

育てられ、ガマリエルのもとで私たちの先祖の律法について厳格な教育を受け、今日

の皆さんと同じように、神に対して熱心な者でした。私はこの道を迫害し、男も女も

縛って牢に投じ、死にまでも至らせたのです。このことは、大祭司も、長老たちの全

議会も証言してくれます。この人たちから、私は兄弟たちへあてた手紙までも受け取

り、ダマスコに向かって出発しました。そこにいる者たちを縛り上げ、エルサレム

連れてきて処罰するためでした。ところが、旅を続けて、真昼ごろダマスコに近づい

たとき、突然、天からまばゆい光が私の回りを照らしたのです。私は地に倒れ、『サ

ウロ、サウロ。なぜ、わたしを迫害するのか。』という声を聞きました。そこで私が

答えて、『主よ。あなたはどなたですか。』と言うと、その方は、『わたしはあなた

が迫害しているナザレのイエスだ。』と言われました。私といっしょにいた者たちは

、その光は見たのですが、私に語っている方の声は聞き分けられませんでした。私が

『主よ。私はどうしたらよいでしょうか。』と尋ねると、主は私に『起きて、ダマス

コに行きなさい。あなたがするように決められていることはみな、そこで告げられる

。』と言われました。ところが、その輝きのために、私の目は何も見えなかったので

、いっしょにいた者たちに手を引かれてダマスコにはいりました。すると律法を重ん

じる敬虔な人で、そこに住むユダヤ人全体の間で評判の良いアナニヤという人が、私

のところに来て、そばに立ち。『兄弟パウロ。見えるようになりなさい。』と言いま

した。すると、そのとき、私はその人が見えるようになりました。



***今日は導きの人というテーマです。パウロが突然目が見えなくなった時、人生

   のすべてが神にささげる人生へとかわりました。病気で見えなくなるというの

   ではなく、神様の光の輝きの凄さで・・・・というほうが自然ですね。この時

   パウロを導いたのがアナニヤです。神様は私たちの人生で行き詰った時、必ず

   まわりのだれかを通して導こうとしてくれるものです。私たちもこのアナニヤ

   のように人のお役に立つものでありたいですね・・・