礼拝
使徒の働き22章14節〜30節(知恵の言葉)
彼はこう言いました。『私たちの先祖の神は、あなたにみこころを知らせ、義なる方を
見させ、その方の口から御声を聞かせようとお定めになったのです。あなたはその方の
ために、すべての人に対して、あなたの見たこと、聞いたことの証人とされるのですか
ら。さあ、なぜためらっているのですか。立ちなさい。その御名を呼んでバプテスマを
受け、自分の罪を洗い流しなさい。』こうして私がエルサレムに帰り、宮で祈っていま
すと、夢ごこちになり、主を見たのです。主は言われました。『急いで、早くエルサレ
ムを離れなさい。人々がわたしについてのあなたのあかしを受け入れないからです。』
そこで私は答えました。『主よ。私がどの会堂ででも、あなたの信者を牢に入れたり、
むち打ったりしていたことを、彼らはよく知っています。また、あなたの証人ステパノ
の血が流されたとき、私もその場にいて、それに賛成し、彼を殺した者たちの着物の番
をしていたのです。』すると、主は私に、『行きなさい。わたしはあなたを遠く、異邦
人に遣わす。』と言われました。」人々は、彼の話を聞いていたが、このとき声を張り上
げて、「こんな男は地上から除いてしまえ。生かしておくべきではない。」と言った。そ
して、人々がわめき立て、着物を放り投げ、ちりを空中に撒き散らすので、千人隊長は
パウロを兵営の中に引き入れるように命じ、、人々がなぜこのようにパウロに向かって
叫ぶのかを知ろうとして、彼をむち打って取り調べるようにと言った。彼らがむちを
当てるためにパウロを縛ったとき、パウロはそばに立っている百人隊長に言った。「ロ
ーマ市民である者を、裁判にもかけずに、むち打ってよいのですか。」これを聞いた百
人隊長は、千人隊長のところに行って報告し、「どうなさいますか。あの人はローマ人
です。」と言った。千人隊長はパウロのところに来て、「あなたはローマ市民なのか、私
に言ってくれ。」と言った。すると、千人隊長は、「私はたくさんの金を出して、この
市民権を買ったのだ。」と言った。そこでパウロは、「私は生まれながらの市民です。」
と言った。このため、パウロを取り調べようとしていた者たちは、すぐにパウロから
身を引いた。また千人隊長も、パウロがローマ市民だとわかると、彼を鎖につないで
いたので、恐れた。その翌日、千人隊長は、パウロがなぜユダヤ人に告訴されたのか
を確かめたいと思って、パウロの鎖を解いてやり、祭司長たちと全議会の召集を命じ
、パウロを連れて行って、彼らの前に立たせた。
***窮地に立たされたとき、神は必ず私たちを助けてくださるし、知恵の言葉を用意
してその場の空気を換えてくださいます。パウロもこの知恵の言葉が与えられて
その場の雰囲気が大きく変わりました。パウロをなわで縛ろうとしていた人たち
が、その知恵の言葉でパウロを恐れ鎖もほどいてやりました。私たちの日頃の生
活の中でこの神様からの知恵の言葉をいただきばがら生活をしていきたいもので
すね。たくさんの神様を知らないで苦しんでいる人たちにこれからも福音を伝え
て行きましょう。