礼拝
コリントへの第一の手紙15章19節〜37節(死者の復活)
もし、私たちがこの世にあってキリストに単なる希望を置いているだけなら、私たちは、すべての人の中で一番哀れな者です。
しかし、今やキリストは、眠った者の初穂として死者の中からよみがえられました。というのは、死がひとりの人を通して来た
ように、死者の復活もひとりの人を通して来たからです。すなわち、アダムにあってすべての人が死んでいるように、キリスト
によってすべての人が生かされるからです。しかし、おのおのにその順番があります。まず初穂であるキリスト、次にキリスト
の再臨のときキリストに属している者です。それから終わりが来ます。そのとき、キリストはあらゆる支配と、あらゆる権威、
権力を滅ぼし、国を父なる神にお渡しになります。キリストの支配は、すべての敵をその足の下に置くまで、と定められている
からです。最後の敵である死も滅ぼされます。「彼は万物をその足の下に従わせた。」からです。ところで、万物が従わせられ
た、と言うとき、万物を従わせたその方がそれに含められていないことは明らかです。しかし、万物が御子に従うとき、御子自
身も、ご自分に万物を従わせた方に従われます。これは、神が、すべてにおいてすべてとなられるためです。もしこうでなかっ
たら、死者のゆえにバプテスマを受ける人たちは、何のためにそうするのですか。もし、死者は決してよみがえらないのなら、
なぜその人たちは、死者のゆえにバプテスマを受けるのですか。また、なぜ私たちもいつも危険にさらされているのでしょうか
。兄弟たち。私にとって、毎日が死の連続です。これは、私たちの主キリスト・イエスにあってあなたがたを誇る私の誇りにか
けて、誓って言えることです。もし、私が人間的な動機から、エペソで獣と戦ったのなら、何の益があるでしょう。もし、死者
の復活がないのなら、「あすは死ぬのだ。さあ、飲み食いしようではないか。」ということになるのです。思い違いをしてはい
けません。友だちが悪ければ、良い習慣がそこなわれます。目をさまして、正しい生活を送り、罪をやめなさい。神についての
正しい知識を持っていない人たちがいます。私はあなたがたをはずかしめるために、こう言っているのです。ところが、ある人
はこう言うでしょう。「死者は、どのようにしてよみがえるのか。どのようなからだで来るのか。」愚かな人だ。あなたの蒔く
物は、死ななければ、生かされません。あなたが蒔く物は、後にできるからだではなく、麦やそのほかの穀物の種粒です。
***死者の復活に対してさまざまな意見の違いがあったようですが、どのような場合も、どんな出来事も、光と闇の戦いの
繰り返しです。正しい知識を持っていない人は闇の力によって惑わされ、知らずにやみの勢力の中で奴隷となっていく
のです。しっかりと正しい知識を常に吸収していきましょう。