礼拝

使徒の働き27章22節〜44節(心について学ぶ時)

しかし、今、お勧めします。元気を出しなさい。あなたがたのうち、いのちを失う者はひとりもありません。

失われるのは船だけです。昨夜、私の主で、私の仕えている神の御使いが、私の前に立って、こう言いました

。『恐れてはいけません。パウロ。あなたは必ずカイザルの前に立ちます。そして、神はあなたと同船してい

る人々をみな、あなたにお与えになったのです。』ですから、皆さん。元気を出しなさい。すべて私に告げら

れたとおりになると、私は神によって信じています。私たちは必ず、どこかの島に打ち上げられます。」十四

日目の夜になって、私たちがアドリヤ海を漂っていると、真夜中ごろ、水夫たちは、どこかの陸地に近づいた

ように感じた。水の深さを測ってみると、四十メートルほどであることがわかった。少し進んでまた測ると、

三十メートルほどであった。どこかで暗礁に乗り上げはしないかと心配して、ともから四つの錨を投げおろ

し、夜の明けるのを待った。ところが、水夫たちは船から逃げ出そうとして、へさきから錨を降ろすように

見せかけて、小舟を海に降ろしていたので、パウロは百人隊長や兵士たちに、「あの人たちが船にとどまっ

ていなければ、あなたがたも助かりません。」と言った。そこで兵士たちは、小舟の綱を断ち切って、その

まま流れ去るのに任せた。ついに夜の明けかけたころ、パウロは、一同に食事をとることを勧めて、こう言

った。「あなたがたは待ちに待って、きょうまで何も食べずに過ごして、十四日になります。ですから、私

はあなたがたに、食事をとることを勧めます。これであなたがたは助かることになるのです。あなたがたの

頭から髪一筋も失われることはありません。」こう言って、彼はパンを取り、一同の前で神に感謝をささげ

てから、それを裂いて食べ始めた。そこで一同も元気づけられ、みなが食事をとった。船にいた私たちは全

部で二百七十六人であった。十分食べてから、彼らは麦を海に投げ捨てて、船を軽くした。夜が明けると、

どこの陸地かわからないが、砂浜のある入江が目に留まったので、できれば、そこに船を乗り入れようとい

うことになった。錨を切って海に捨て、同時にかじ綱を解き、風に前の帆を上げて、砂浜に向かって進んで

行った。ところが、潮流の流れ合う浅瀬に乗り上げて、船を座礁させてしまった。へさきはめり込んで動か

なくなり、ともは激しい波に打たれて破れ始めた。兵士たちは、囚人たちがだれも泳いで逃げないように、

殺してしまおうと相談した。しかし百人隊長は、パウロをあくまでも助けようと思って、その計画を押え、

泳げる者がまず海に飛び込んで陸に上がるように、それから残りの者は、板切れや、その他の、船にある物

につかまって行くように命じた。こうして、彼らはみな、無事に陸に上がった。


***神と御使いの心、パウロの心、パウロを信じる人の心、信じない人の心に分かれます。信じられない
 
   時の行動パターンは、規律を乱す行動に出ます。信じる人の心には絆が生まれ、軌跡が起こります。