礼拝

ルカの福音書24章28節〜53節(最高の宝物)

彼らは目的の村に近づいたが、イエスはまだ先へ行きそうなご様子であった。 それで、彼らが、「いっしょにお泊まりください。そろそろ

夕刻になりますし、日もおおかた傾きましたから。」と言って無理に願ったので、イエスは彼らといっしょに泊まるために中にはいられた。

彼らとともに食卓に着かれると、イエスはパンを取って祝福し、裂いて彼らに渡された。 それで、彼らの目が開かれ、イエスだとわかっ

た。するとイエスは、彼らには見えなくなった。 そこでふたりは話し合った。「道々お話しになっている間も、聖書を説明してくださった間

も、私たちの心はうちに燃えていたではないか。」 すぐさまふたりは立って、エルサレムに戻ってみると、十一使徒とその仲間が集まって、

「ほんとうに主はよみがえって、シモンにお姿を現わされた。」と言っていた。 彼らも、道であったいろいろなことや、パンを裂かれたと

きにイエスだとわかった次第を話した。 これらのことを話している間に、イエスご自身が彼らの真中に立たれた。 彼らは驚き恐れて、霊

を見ているのだと思った。 すると、イエスは言われた。「なぜ取り乱しているのですか。どうして心に疑いを起こすのですか。 わたしの手

やわたしの足を見なさい。まさしくわたしです。わたしにさわって、よく見なさい。霊ならこんな肉や骨はありません。わたしは持っていま

す。」 それでも、彼らは、うれしさのあまりまだ信じられず、不思議がっているので、イエスは、「ここに何か食べ物がありますか。」と

言われた。 それで、焼いた魚を一切れ差し上げると、 イエスは、彼らの前で、それを取って召し上がった。 さて、そこでイエスは言われ

た。「わたしがまだあなたがたといっしょにいたころ、あなたがたに話したことばはこうです。わたしについてモーセの律法と預言者詩篇

とに書いてあることは、必ず全部成就するということでした。」 そこで、イエスは、聖書を悟らせるために彼らの心を開いて こう言われ

た。「次のように書いてあります。キリストは苦しみを受け、三日目に死人の中からよみがえり、 その名によって、罪の赦しを得させる悔

い改めが、エルサレムから始まってあらゆる国の人々に宣べ伝えられる。 あなたがたは、これらのことの証人です。 さあ、わたしは、わた

しの父の約束してくださったものをあなたがたに送ります。あなたがたは、いと高き所から力を着せられるまでは、都にとどまっていなさ

い。」 それから、イエスは、彼らをベタニヤまで連れて行き、手を上げて祝福された。 そして祝福しながら、彼らから離れて行かれた。

彼らは、非常な喜びを抱いてエルサレムに帰り、 いつも宮にいて神をほめたたえていた。


***イエス様は私たち人間を愛し、罪を赦すことのためにご自身のいのちをささげてくださるという、最高の愛の心の宝物をくださいました。

   信じて受け取る者に与えられる最高の宝物、よりたくさんの人に受け取ってほしいですね。