礼拝

ルカの福音書22章1節〜21節(過越の食事)

さて過越の祭りといわれる、種なしパンの祝いが近づいていた。祭司長、律法学者たちは、イエスを殺すための

良い方法を捜していた。というのは、彼らは民衆を恐れていたからである。さて、中に十二弟子のひとりで、イ

スカリオテと呼ばれるユダに、サタンがはいった。ユダは出かけて行って、祭司長たちや宮の守衛長たちと、ど

のようにしてイエスを彼らに引き渡そうかと相談した。彼らは喜んでユダに金をやる約束をした。ユダは承知し

た。そして群衆のいないときにイエスを彼らに引き渡そうと機会をねらっていた。さて、過越の小羊のほふられ

る、種なしパンの日が来た。イエスはこう言ってペテロとヨハネを遣わされた。「わたしたちの過越の食事がで

きるように、準備をしに行きなさい。」彼らはイエスに言った。「どこに準備しましょうか。」イエスは言われ

た。「町にはいると、水がめを運んでいる男に会うから、その人がはいる家までついて行きなさい。そして、そ

の家の主人に、『弟子たちといっしょに過越しの食事をする客間はどこか、と先生があなたに言っておられる。

』と言いなさい。すると主人は、席が整っている二階の大広間を見せてくれます。そこで準備をしなさい。」彼

らが出かけて見ると、イエスの言われたとおりであった。それで、彼らは過越の食事の用意をした。さて時間に

なって、イエスは食卓に着かれ、使徒たちもイエスといっしょに食卓に着いた。イエスは言われた。「わたしは

苦しみを受ける前に、あなたがたといっしょに、この過越の食事をすることをどんなに望んでいたことか。あな

たがたに言いますが、過越が神の国において成就するまでは、、わたしはもはや二度と過越の食事をすることは

ありません。」そしてイエスは、杯を取り、感謝をささげて後、言われた・「これを取って、互いに分けて飲み

なさい。あなたがたに言いますが、今から、神の国が来る日までは、わたしはもはや、ぶどうの実で造った物を

飲むことはありません。」それから、パンを取り、裂いて、弟子たちに与えて言われた。「 これは、あなたが

たのために与える、わたしのからだです。わたしを覚えてこれを行ないなさい。」食事の後、杯も同じようにし

て言われた。「この杯は、あなたがたのために流されるわたしの血による新しい契約です。しかし、見なさい。

わたしを裏切る者の手がわたしとともに食卓にあります。


***イエス様の深い苦しみと悲しみの中で最後の別れとなる食事、、その心の中はどんなに辛かったであろう

   かと思うとこの箇所を読むたびに私の心は震えます。過越の食事の持つ意味を深く感じてください。