礼拝

ルカの福音書14章1節〜11節(心のものさし)

ある安息日に、食事をしようとして、パリサイ派のある指導者の家に入られたとき、みんながじっと

エスを見つめていた。 そこには、イエスの真っ正面に、水腫をわずらっている人がいた。

エスは、律法の専門家、パリサイ人たちに、「安息日に病気を直すことは正しいことですか、そ

れともよくないことですか」と言われた。 しかし、彼らは黙っていた。それで、イエスはその人を

抱いていやし、帰された。 それから、彼らに言われた。「自分の息子や牛が井戸に落ちたのに、安

息日だからといって、すぐに引き上げてやらない者があなたがたのうちにいるでしょうか。」 彼ら

は答えることができなかった。 招かれた人々が上座を選んでいる様子に気づいておられたイエス

は、彼らにたとえを話された。 「婚礼の披露宴に招かれたときには、上座にすわってはいけませ

ん。あなたより身分の高い人が、招かれているかもしれないし、 あなたやその人を招いた人が来

て、『この人に席を譲ってください』とあなたに言うなら、そのときあなたは恥をかいて、末席に着

かなければならないでしょう。招かれるようなことがあって、行ったなら、末席に着きなさい。そう

したら、あなたを招いた人が来て、『どうぞもっと上座にお進みください』と言うでしょう。そのと

きは、満座の中で面目を施すことになります。 なぜなら、だれでも自分を高くする者は低くされ、

自分を低くする者は高くされるからです。」


***心のものさしを自分の心にあてて、心を見つめてみましょう。上座に座る人は自分を良く見せ

   たい。評価されたい。いわゆる自分が主人公でなくてはならない人です。下座にすわる人は、

   人を主人公にすることのできる人。後者が本当の意味で主人公になれる器です。