聖書
ルカの福音書7章11節〜20節(学び)
それから間もなく、イエスはナインという町に行かれた。弟子たちと大ぜいの人の群れがいっしょに行った。
イエスが町の門に近づかれると、やもめとなった母親のひとり息子が、死んでかつぎ出されたところであった。
町の人たちが大ぜいその母親につき添っていた。主はその母親を見てかわいそうに思い、「泣かなくてもよい。」
と言われた。そして近寄って棺に手をかけられると、かついでいた人たちがたちどまったので、「青年よ。あなた
に言う、起きなさい。」すると、その死人が起き上がって、ものを言い始めたので、イエスは彼を母親に返された。
人々は恐れを抱き、「大預言者が私たちのうちに現われた。」とか、「神がその民を顧みてくださった。」などと
言って、神をあがめた。イエスについてこの話がユダヤ全土と回りの地方一帯に広まった。さて、ヨハネの弟子たち
は、これらのことをすべてヨハネに報告した。すると、ヨハネは、弟子の中からふたりを呼び寄せて、主のもとに送
り、「おいでになるはずの方は、あなたですか。それとも私たちはほかの方をまつべきでしょうか。」と言わせた。
ふたりはみもとに来て言った。「バプテスマのヨハネから遣わされてまいりました。『おいでになるはずの方は、あ
なたですか。それとも私たちはなおほかの方を待つべきでしょうか。』とヨハネが申しております。」
***今日の箇所は神様の愛の深さと、ヨハネの姿勢について学んでいきましょう。ここに出て来る母親は特別祈った
様子もなくただ一方的に神様の方からかわいそうに思ってあわれんでくださり、軌跡が起きました。また、
ヨハネのようにうわさをそのままうのみにするのではなく、確認する気持ちが大切です。