礼拝
マルコの福音書14章43節〜54節(心の罪)
そしてすぐ、イエスがまだ話しておられるうちに、十二弟子のひとりのユダが現われた。剣や棒を手にした
群衆もいっしょであった。群集はみな、祭司長、律法学者、長老たちから差し向けられたものであった。イ
エスを裏切る者は、彼らと前もって次のような合図を決めていた。「私が口づけをするのが、その人だ。そ
の人をつかまえて、しっかりとひいて行くのだ。」それで、彼はやって来るとすぐに、イエスに近寄って、
「先生。」と言って、口づけした。すると人々は、イエスに手をかけて捕えた。その時、イエスのそばに立
っていたひとりが、剣を抜いて大祭司のしもべに撃ちかかり、その耳を切り落とした。イエスは彼らにむか
って言われた。「まるで強盗にでも向かうように、剣や棒を持ってわたしを捕えに来たのですか。わたしは
毎日、宮であなたがたといっしょにいて、教えていたのに、あなたがたは、わたしを捕えなかったのです。
しかし、こうなったのは聖書のことばが実現するためです。」すると、みながイエスを見捨てて、逃げてし
まった。ある青年が、素はだに亜麻布を一枚まとったままで、イエスについて行ったところ、人々は彼を捕
えようとした。すると、彼は亜麻布を脱ぎ捨てて、はだかで逃げた。彼らがイエスを大祭司の所へ連れて行
くと、祭司長、長老、律法学者たちがみな、集まって来た。ペテロは遠くからイエスのあとをつけながら、
大祭司の庭の中まで入っていった。そして役人たちといっしょにすわって、火にあたっていた。
***心は見えません。けれど、心の中が憎しみや恨み、嫉妬で燃える時、人は目に見える形の罪を犯して
しまうのです。今日の場面は祭司長、長老、律法学者、と人から尊敬されるべき立場の人たちが、何
の罪もないイエス様に嫉妬し、ねたみなどから殺そうとしています。恐ろしいことです。心は常に清
めていきましょう・・・