礼拝

マルコの福音書7章1節〜19節(清いものと汚すもの)

さて、パリサイ人たちと幾人かの律法学者がエルサレムから来て、イエスのまわりに集まった。イエス

弟子のうちに、汚れた手で、すなわち洗わない手でパンを食べている者があるのを見て、パリサイ人をは

じめユダヤ人はみな、昔の人たちの言い伝えを堅く守って、手をよく洗わないでは食事をせず、また、市

場から帰ったときには、からだをきよめてから出ないと食事をしない。まだこのほかにも、杯、水差し、

銅器をあらうことなど、堅く守るように伝えられた、しきたりがたくさんある。ーパリサイ人と律法学者

たちは、イエスに訪ねた。「なぜ、あなたの弟子たちは、昔の人たちの言い伝えに従って歩まないで、汚

れた手でパンをたべるのですか。」イエスは彼らに言われた。「イザヤはあなたがた偽善者に着いて予言

をして、こう書いてあるが、まさにそのとおりです。『この民は、口先ではわたしを敬うが、その心は、

わたしから遠く離れている。彼らが、わたしを拝んでも、むだなことである。人間の教えを、教えとして

教えるだけだから。』あなたがたは神の戒めを捨てて、人間の言い伝えを堅く守っている。」また言われ

た。「あなたがたは、自分たちの言い伝えを守るために、よくも神の戒めをないがしろにしたものです。

モーセは、『あなたの父と母を敬え。』また『父や母をののしる者は、死刑に処せられる。』と言ってい

ます。それなのに、あなたがたは、もし人が父や母に向かって、私からあなたのために上げられる物は、

コルバン(すなわち、ささげ物)になりました。と言えば、その人には、父や母のために、もはや何もさ

せないようにしています。こうしてあなたがたは、自分たちが受け継いだ言い伝えによって、神のことば

を空文にしています。そしてこれと同じようなことを、たくさんしているのです。。」イエスは再び群衆

を呼び寄せて言われた。「みな、わたしの言うことを聞いて悟るようになりなさい。外側から人にはいっ

て、人を汚すことのできる物は何もありません。人から出て来るものが、人を汚すものなのです。」イエ

スが群衆を離れて、家にはいられると、弟子たちは、この例えについて訪ねた。イエスは言われた。「あ

なたがたまで、そんなにわからないのですか。外側から人にはいって来る物は人を汚すことができない、

ということがわからないのですか。そのような物は人の心には、はいらないで、腹に入り、そして、かわ

やに出されてしまうのです。イエスは、このように、すべての食物をきよいとされた。


***今日の箇所は口からはいる物はどんなものでも清いけれども、口からでるものが人を汚すのだという意味

   だと思います。口は人をなぐさめ、いたわり、愛のの心で語りかける為に・・・人の得を高めるために、

   使おう・・・と言っているように感じます。