礼拝

マタイの福音書26章59節〜75節(心)

さて、祭司長たちと全議会は、イエスを死刑にするために、イエスを訴える偽証を求めていた。偽証者たちが

たくさん出てきたが、証拠はつかめなかった。しかし、最後にふたりの者が進み出て、言った。「この人は、

『わたしは神の神殿をこわして、それを三日のうちに立て直せる。』と言いました。」そこで大祭司は立ち上

がってイエスに言った。「何も答えないのですか。この人たちが、あなたに不利な証言をしていますが、これ

はどうなのですか。」しかし、イエスは黙っておられた。それで、大祭司はイエスに言った。「私は、生ける

神によってあなたに命じます。あなたは神の子キリストなのか、どうか。その答えを言いなさい。」イエス

彼に言われた。あなたの言うとおりです。なお、あなたがたに言っておきますが、今からのち、人の子が力あ

る方の右の座に着き、天の雲に乗って来るのを、あなたがたは見ることになります。」すると、大祭司は、自

分の衣を引き裂いて言った。「神への冒涜だ。これでもまだ、証人が必要でしょうか。あなたがたは、今、神

をけがすことばを聞いたのです。どう考えますか。」彼らは答えて「彼は死刑に当たる。」と言った。そうし

て、彼らはイエスの顔につばきをかけ、こぶしでなぐりつけ、また、他の者たちはイエスを平手で打って、こ

う言った。「当ててみろ。キリスト。あなたを打ったのはだれか。」ペテロが外の中庭にすわっていると、女

中のひとりが来て言った。「あなたも、ガリラヤ人イエスといっしょにいましたね。」しかし、ペテロはみな

の前でそれを打ち消して、「何を言っているのか、私にはわからない。」と言った。そしてペテロが入口まで

出ていくと、ほかの女中が、彼を見て、そこにいる人々に言った。この人はナザレ人イエスといっしょでした

。」それで、ペテロは、またも打ち消し、誓って、そんな人は知らない。」と言った。しばらくすると、その

あたりに立っている人々がペテロに近寄って来て、「確かに、あなたもあの仲間だ。ことばのなまりではっき

りわかる。」と言った。すると彼は、「そんな人は知らない。」と言って、のろいをかけて誓い始めた。する

とすぐに、鶏が泣いた。そこでペテロは、「鶏が鳴く前に三度、あなたはわたしを知らないと言います。」と

エスの言われたあのことばを思い出した。そうして、彼は出て行って、激しく泣いた。


***心の中はいつも変化し、時にとんでもない行動を取ってしまうものなんだということをこの箇所で、

   知ることができました。あんなにイエスさまに忠実で、どんなことがあっても私はあなたを離れない

   と言っていたペテロがイエス様が捉えられると、私はそんな人は知らないと言っている。でもイエス

   様はそんな人をも愛する心をもっておられる。心を成長させたいものです。