礼拝
マタイの福音書21章10節〜22節(揺らがない心)
こうして、イエスがエルサレムにはいられると、都中がこぞって騒ぎ立ち、「この方は、どういう方なのか。」
と言った。群衆は、「この方は、ガラリヤのナザレの、預言者イエスだ。」と言った。それから、イエスは宮に
はいって、宮の中で売り買いする者たちをみな追い出し、両替人の台や、鳩を売る者たちの腰掛けを倒された。
そして彼らに言われた。『わたしの家は祈りの家と呼ばれる。』と書いてある。それなのに、あなたがたはそれ
を強盗の巣にしている。」また、宮の中で、盲人や足なえがみもとに来たので、イエスは彼らをいやされた。と
ころが、祭司長、律法学者たちは、イエスのなさった驚くべきいろいろのことを見、また宮の中でこどもたちが
「ダビデの子にホサナ。」と言って叫んでいるのを見て腹を立てた。そしてイエスに言った。「あなたは、子ど
もたちが何と言っているか、お聞きですか。」イエスは言われた。「聞いています。『あなたは幼子と乳飲み子
たちの口に賛美を用意された。』とあるのを、あなたがたは読まなかったのですか。」イエスは彼らをあとに残
し、都を出てベタニヤに行き、そこに泊まられた。翌朝、イエスは都に帰る途中、空腹を覚えられた。道ばたに
いちじくの木が見えたので、近づいて行かれたが、葉のほかは何もないのに気づかれた。それで、イエスはその
木に「おまえの実は、もういつまでも、ならないように。」と言われた。すると、たちまちいちじくの木は枯れ
た。弟子たちはこれをみて、驚いて言った。「どうして、こうすぐにいちじくの木が枯れたのでしょうか。」イ
エスは答えて言われた。「まことに、あなたがたに告げます。もし、あなたがたが、信仰を持ち、疑うことがな
ければ、いちじくの木になされたようなことができるだけでなく、たとい、この山に向かって、 『動いて、海
にはいれ。』と言っても、そのとおりになります。あなたがたが信じて祈り求めるなら、何でも与えられます。
***今日は揺らがない心について学んでいけたらと思います。イエス様は心優しいお方ですが、完全なる厳し
さも兼ね備えたお方です。疑うことなく、揺らがない心で、信じることができる時、祈りは届き、神の御
技をいただけるのです。