礼拝
使徒の働き21章1節〜19節(光の渦の中で)
私たちは彼らと別れて出帆し、コスに直行し、翌日ロドスに着き、そこから
パタラに渡った。そこにはフェニキヤ行きの船があったので、それに載って
出帆した。やがてキプロスが見えて来たが、それを左にして、シリヤに向か
って紅海を続け、ツロに上陸した。ここで船荷を降ろすことになっていたか
らである。私たちは弟子を見つけ出して、そこに七日間滞在した。彼らは、
御霊に示されて、エルサレムに上らぬようにと、しきりにパウロに忠告した
。しかし、滞在の日数が尽きると、私たちはそこを出て、旅を続けることに
した。彼らはみな、妻やこどももいっしょに、町はずれまで私たちを送って
きた。そして、ともに海岸にひざまずいて祈ってから、私たちは互いに別れ
を告げた。それから私たちは船に乗り込み、彼らは家へ帰って行った。私た
ちはツロからの航海を終えて、トレマイに着いた。そこの兄弟たちにあいさ
つをして、彼らのところに一日滞在した。翌日そこを立って、カイザリヤに
着き、あの七人のひとりである伝道者ピリポの家にはいって、そこに滞在し
た。この人には預言する四人の未婚の娘がいた。幾日かそこに滞在している
と、アガポという預言者がユダヤから下って来た。彼らは私たちのところに
来て、パウロの帯を取り、自分の両手と両足を縛って、『この帯の持ち主は、
エルサレムでユダヤ人に、こんなふうに縛られ、異邦人の手に渡される。』と
聖霊が』お告げになっています。」と言った。私たちはこれを聞いて、土地の人
たちといっしょになって、パウロに、エルサレムには上らないよう頼んだ。する
とパウロは、「あなたがたは、泣いたり、私の心をくじいたりして、いったい何
をしているのですか。私は、主イエスの御名のためなら、エルサレムで縛られる
ことばかりでなく、死ぬことさえも覚悟しています。」と答えた。彼が聞き入れよ
うとしないので、私たちは主の御心のままに。」と言って黙ってしまった。こうし
て数日たつと、私たちは旅支度をして、エルサレムに上った。カイザリヤの弟子た
ちも幾人か、私たちと同行して、古くからの弟子であるキプロス人アマソンのとこ
ろに案内してくれた。私たちはそこに泊まることになっていたのである。エルサレ
ムに着くと、兄弟たちは喜んで私たちを迎えてくれた。次の日、パウロは私たちを
連れて、ヤコブを訪問した。そこには長老たちがみな集まっていた。彼らにあいさ
つしてから、パウロは彼の奉仕を通して神が異邦人の間でなさったことを、ひとつ
ひとつ話しだした。
* **今日の箇所はパウロの神に対する固い決意と信頼が感じられます。たとえ命
が取られてもパウロの信仰は揺らがない、、、このような信仰を持ちたいもの
です。そこには必ず賛同してくれる仲間がいるということ・・・それが光の
渦となって多くの人に好影響を与えていくことになるのです。