礼拝
使徒の働き17章1節〜18節(光と闇)
彼らはアムピポリスとアポロニヤを通って、テサロニケへ行った。そこにはユダヤ人の
会堂があった。パウロはいつもしているように、会堂にはいって行って、三つの安息日
にわたり、聖書に基づいて彼らと論じた。そして、キリストは苦しみを受け、死者の中
からよみがえらなければならないことを説明し、また論証して「私があなたがたに伝え
ているこのイエスこそ、キリストなのです。」と言った。彼らのうちの幾人かはよくわ
かって、パウロとシラスに従った。またほかに、神を敬うギリシヤ人が大ぜいおり、貴
婦人たちも少なくなかった。ところが、ねたみにかられたユダヤ人は、町のならず者を
かり集め、暴動を起こして町を騒がせ、またヤソンの家を襲い、ふたりを人々の前に引
き出そうとして捜した。しかし、見つからないので、ヤソンと兄弟たちの幾人かを、町
の役人たちのところへひっぱって行き、大声でこう言った。「世界中を騒がせて来た者た
ちが、ここにもはいり込んでいます。それをヤソンが言えに迎え入れたのです。彼らは
みな、イエスという別の王がいると言って、カイザルの詔勅にそむく行いをしているの
です。」こうして、それを聞いた群衆と町の役人たちとを不安に陥れた。彼らは、ヤソン
とそのほかの者たちから保証金を取ったうえで釈放した。兄弟たちは、すぐさま、夜の
うちにパウロとシラスをベレヤへ送り出した。ふたりはそこに着くと、ユダヤ人の会堂
にはいって行った。ここのユダヤ人は、テサロニケにいる者たちよりも良い人たちで、
非常に熱心にみことばを聞き、はたしてそのとおりかどうかと毎日聖書を調べた。その
ため、彼らのうちの多くの者が信仰にはいった。その中には、ギリシャの貴婦人や男子
も少なくなかった。ところがテサロニケのユダヤ人たちは、パウロがベレヤでも神のこ
とばを伝えていることを知り、ここにもやって来て、群衆を扇動して騒ぎを起こした。
そこで兄弟たちは、ただちにパウロを送り出して海べまで行かせたが、シラスとテモテ
はベレヤに踏みとどまった。パウロを案内した人たちは、彼をアテネまで連れて行った
。そしてシラスとテモテに一刻も早く来るように、という命令を受けて、帰って行った
。さて、アテネでふたりを待っていたパウロは、町が偶像でいっぱいなのを見て、心に
憤りを感じた。そこでパウロは、会堂ではユダヤ人や神を敬う人たちと論じ、広場では
毎日そこに居合わせた人たちと論じた。エピクロス派とストア派の哲学者たちも幾人か
いて、パウロと論じ合っていたが、その中のある者たちは、「このおしゃべりは、何を
言うつもりなのか。」と言い、ほかの者たちは、「彼は外国の神々を伝えているらしい。
」と言った。パウロがイエスと復活とを宣べ伝えていたからである。
***今日は光と闇というテーマです。神に向かい、神を信じる人を光に例えるなら、
闇は神様から遠ざかり、神を憎む人・・・かな・・・闇は光をきらい、光の方に
向かおうとする人間を惑わします。人のことばを通して惑わしてきます。心の
不安定な者は心のよりどころを求めて、自分のために安心するために、手で偶像
を掘り安心の道具にしようとしています。惑わされない自分でありたいものですね・・・