礼拝

ekureshia2006-04-30

ルカの福音書22章1節〜22節(裏切りとのろい)

さて、過越しの祭りといわれる、種なしパンの祝いが

近づいていました。祭司長、律法学者たちは、イエス様を

殺すための良い方法を捜していました。というのは

彼らは民衆を恐れていたからです。さて、12人のお弟子さん

のひとりでイスカリオテと呼ばれるユダにサタンが入ってしまいます

ユダは出かけて行って、祭司長たちや、宮の守衛長たちと

どのようにしてイエス様を彼らに引き渡そうかと相談し、彼らは

喜んで、ユダに金をやる約束をしました。ユダは承知し、群衆の

いないときにイエス様を彼らに引き渡そうと、機会をねらって

いました。さて、過越しの子羊のほふられる、種なしパンの

日が来ました。イエス様はこう言ってペテロとヨハネを遣わされました

『わたしたちの過越しの食事ができるように、準備をしに行きなさい』

彼らはイエス様に言いました。(どこに準備しましょうか)

エス様は言われます『町に入ると、水がめを運んでいる男に会うから

、その人がはいる家にまでついて行きなさい。そして、その家の主人に

(弟子たちと過越しの食事をする客間はどこか、と先生があなたに言っておられる)

と言いなさい。すると主人は席が整っている二階の大広間を見せてくれます。

そこで準備をしなさい』

彼らが出かけてみると、イエス様の言われたとおりでした。それで彼らは

過越しの食事の用意をします・・さて時間になってイエス様は食卓に

着かれ、使徒たちもイエス様といっしょに席に着きます、そのとき

エス様は言われました。『わたしは、苦しみを受ける前に、あなたがた

といっしょに、この過越しの食事をすることをどんなに望んでいたことか。

あなたがたに言いますが、過越が神の国において成就するまでは、わたしは

もはや二度と過越しの食事をすることはありません』

そしてイエス様は杯を取り、感謝を捧げて後、言われました。『これを

取って、互いに分けて飲みなさい。あなたがたに言いますが、今から、

神の国が来る時までは、わたしはもはや、ぶどうの実で作ったものを

飲むことはありません』

それから、パンを取り、感謝を捧げてから、裂いて弟子たちに与えて

言われました『これは、あなたがたのために与える、わたしの体です。

わたしを覚えてこれを行いなさい』食事の後、杯も同じようにして

言われました『この杯はあなたがたのために流されるわたしの血による

新しい契約です。しかし見なさい。わたしを裏切る者の手が、わたしと

ともに食卓にあります。人の子は定められたとうりに去っていきます。

しかし人の子を裏切るような人間はのろわれます』


***イエス様はお弟子さんのひとりに裏切られますが、イエス様を

   殺そうとしていた人達にも驚いてしまいます。その時代、人々

   から尊敬されていた人たち、今で言えば政治家、裁判長・・・

   今の時代も私達のわからないところで、正義という名のもとに

   恐ろしいことが行われているかも知れません。私達は何が

   真実で正しいことであるか、人に左右されることなく

   自分自身の目で、見分けて行きたいものですね・・・

   そして、人の裏切りの背景には必ずといっていいほど、

   嫉妬や、ねたみの心が広がってこのような行為になるよう

   な気がします。わたしたちはいつも自分の心を見張って

   良くない思いが生じたら、すぐ心の切り替えスイッチを

   押して心を守っていきたいものです・・・