命の流れ1

ekureshia2005-04-14

私が母のお腹の中にいる時のこと・・・

どこからともなく聞こえてくる声に、耳を澄まして聞いていた

この声がお母さん、この声がお父さん

これはおじいちゃん・・・一つ一つ確認するようになっていたその時

私のおじいちゃんがいきなり母に、生まれてくる子

がおんなの子だったら、色の黒い子はいらんぞ〜って言った


ビクッとした私はお腹の中でとても悲しくなってしまった

私はいらん子?、わたしは生まれん方がいいのかな?それなのに

一日、一日、生まれる日が近づいていった

日々不安、、、生まれてからおじいちゃんに

嫌われるくらいなら生まれたくないのに、時間はどんどん

進んでいく。こんな色の黒い子が生まれたら母が、おじいちゃんに

いやみを言われて辛いかも、、、お母さんごめんね・・・

とうとうこの世に誕生する瞬間が来てしまった。

せめて母が苦しまないよう安産で出産できるよう

精一杯の努力をしよう。こうして1952年4月11日

生まれつき色の黒い醜いアヒルの子のような私が誕生し 

 試練の人生のスタートが始まったのである