礼拝

ヨハネ福音書19章21節〜40節(無知とういう罪)


そこで、ユダヤ人の祭司長たちがピラトに、「ユダヤ人の王、と書かないで、彼はユダヤ人の王と自称した、と書いてください」と言った。 ピラトは答えた。「私の書いたことは私

が書いたのです。」さて、兵士たちは、イエスを十字架につけると、イエスの着物を取り、ひとりの兵士に一つずつあたるよう四分した。また下着をも取ったが、それは上から全部一

つに織った、縫い目なしのものであった。そこで彼らは互いに言った。「それは裂かないで、だれの物になるか、くじを引こう。」それは、「彼らはわたしの着物を分け合い、わたし

の下着のためにくじを引いた」という聖書が成就するためであった。兵士たちはこのようなことをしたが、イエスの十字架のそばには、イエスの母と母の姉妹と、クロバの妻のマリヤ

とマグダラのマリヤが立っていた。イエスは、母と、そばに立っている愛する弟子とを見て、母に「女の方。そこに、あなたの息子がいます」と言われた。それからその弟子に「そこ

に、あなたの母がいます」と言われた。その時から、この弟子は彼女を自分の家に引き取った。この後、イエスは、すべてのことが完了したのを知って、聖書が成就するために、「わ

たしは渇く」と言われた。そこには酸いぶどう酒のいっぱい入った入れ物が置いてあった。そこで彼らは、酸いぶどう酒を含んだ海綿をヒソプの枝につけて、それをイエスの口もとに

差し出した。イエスは、酸いぶどう酒を受けられると、「完了した」と言われた。そして、頭をたれて、霊をお渡しになった。その日は備え日であったため、ユダヤ人たちは安息日

(その安息日は大いなる日であったので)、死体を十字架の上に残しておかないように、すねを折ってそれを取りのける処置をピラトに願った。それで、兵士たちが来て、イエス

いっしょに十字架につけられた第一の者と、もうひとりの者とのすねを折った。しかし、イエスのところに来ると、イエスがすでに死んでおられるのを認めたので、そのすねを折らな

かった。しかし、兵士のうちのひとりがイエスのわき腹を槍で突き刺した。すると、ただちに血と水が出て来た。それを目撃した者があかしをしているのである。そのあかしは真実で

ある。その人が、あなたがたにも信じさせるために、真実を話すということをよく知っているのである。この事が起こったのは、「彼の骨は一つも砕かれない」という聖書のことばが

成就するためであった。また聖書の別のところには、「彼らは自分たちが突き刺した方を見る」と言われているからである。そのあとで、イエスの弟子ではあったがユダヤ人を恐れて

そのことを隠していたアリマタヤのヨセフが、イエスのからだを取りかたづけたいとピラトに願った。それで、ピラトは許可を与えた。そこで彼は来て、イエスのからだを取り降ろし

た。前に、夜イエスのところに来たニコデモも、没薬とアロエを混ぜ合わせたものをおよそ三十キログラムばかり持って、やって来た。そこで、彼らはイエスのからだを取り、ユダヤ

人の埋葬の習慣に従って、それを香料といっしょに亜麻布で巻いた。イエスが十字架につけられた場所に園があって、そのこには、まだだれも葬られたことのない新しい墓があった。

その日がユダヤ人の備え日であったため、墓が近かったので、彼らはイエスをそこに納めた。


***正しい真理の中で、自分を常に見極めていかないと、無知という罪で、神様から見たときに、知らずに犯罪者になってしまうこともあります。神の子だと知らずに、無礼な

   態度でしかも命を奪ってしまったという罪、2000年以上経った今でも、その代償は彼らの上に降りかかっています。