礼拝

マルコの福音書15章15節〜32節(愚かな者)

それで、ピラトは群集の期限を取ろうと思い、バラバを釈放した。そしてイエスをむち打って後、

十字架につけるようにと引き渡した。兵士たちはイエスを、邸宅、すなわち総督官邸の中に連れて

行き、全部隊を呼び集めた。そしてイエスに紫の衣を着せ、いばらの冠を編んでかぶらせ、それか

ら、「ユダヤ人の王さま。ばんざい。」と叫んであいさつをし始めた。また葦の棒でイエスの頭を

たたいたり、ひざまずいて拝んだりしていた。彼らはイエスを嘲弄したあげく、その紫の衣を脱が

せて、もとの着物をイエスに着せた。それから、イエスを十字架につけるために連れだした。そこ

へ、アレキサンダルとルポスの父で、シモンというクレネ人が、いなかから出て来て通りかかった

ので、彼らはイエスの十字架を、むりやりに彼に背負わせた。そして、彼らはイエスゴルゴダ

場所(訳すと、「ドクロ」の場所へ連れて行った。そして彼らは、没薬を混ぜたぶどう酒をイエス

与えようとしたが、イエスはお飲みにならなかった。それから、彼らは、イエスを十字架につけた。

そして、だれが何を取るかをくじ引きで決めたうえで、イエスの着物を分けた。彼らがイエスを十

字架につけたのは、午前九時であった。イエスの罪状書きには「ユダヤ人の王。」と書いてあった

。また彼らはイエスとともにふたりの強盗を、ひとりは右に、ひとりは左に、十字架につけた。道

を行く人々は、頭を振りながらイエスをののしって言った。「おお、神殿を打ちこわして三日で建

てる人よ。十字架から降りて来て、自分を救ってみろ。」また祭司長たちも同じように、律法学者

たちといっしょになって、イエスをあざわらって言った。「他人は救ったが、自分は救えない。キ

リスト、イスラエルの王さま。たった今、十字架から降りてもらおうか。われわれは、それを見た

ら信じるから。」またイエスといっしょに十字架につけられた者たちもイエスをののしった。


***イエス様を十字架につけて殺す、、、なんて愚かな者たちでしょう。けれど今の時代もこの

   ように、正しい人を間違ったさばきによって罪に定め、命を落とす人がいるということ

   の悲しい現実に、心は沈みます。もっと祈りを深めて行きましょう。こんなことが起こらな

   いように・・・